今は無き英国の伝説的なビスポークシューメーカー”Alan Mcafee”社は、1848年にロンドンのドーバーストリートで創業し、当初はJOHN LOBB やGEORGE CLEVERLY 、FOSTER &SON などと同じくビスポークシューメーカーとしてスタートしました。1960年代から70年代にかけては、Church’sやCROCKET&JONESなどのノーザンプトンのシューメーカーに外注生産されたプレタポルテが受けて、多くアメリカのメンズストアに向けて輸出された時代がありました。その後1980年代の後半にChurch’sによって買収されて存在していましたが、1999年にChurch’sがPRADA グループに買収されて、その傘下に入ったタイミングで”Alan Mcafee”のブランド自体が完全に消滅してしまいました。
今回その様な伝説的な”Alan Mcafee”に想いを馳せて、そこを代表する”Mcafee Cut”と呼ばれる特徴的なカッティングの外羽根のブローギングシューズを基にして、私達のバランスでリファイン致しました。
外羽根と言うとハイランドシューズなどのスポーティーなものをイメージしますが、こちらのモデルに関しては非常に都会的でエレガントなブローギングシューズと言った趣きです。
捨て寸を長めにとってウエストの括れを出したインサイドストレートのビスポークのラストに近いものを用いて、高めのピッチドヒールに仕上げました。
流麗な全長のある木型ですが昨今のロングノーズとは異なり、オールドスタイルのビスポークの様に履き口とノーズの長さを1対1の比率で作っているのが特徴です。
履き口の広さに連携し、通常のMcafeeのモデルでは5アイレットのところを3アイレットに工夫して、非常にエレガントなバランスと秀逸なデザインを兼ね備えたものに仕上げました。グッドイヤーウェルト製法の出来るポルトガルの靴工房に独自にリクエストして、ラクアアンドシーのエクスクルーシブとして製作されています。
エグゼクティブなスーツスタイルから、カントリーテイストのスポーティーな装いまで幅広く組み合わせて頂けます。¥73,000+tax
P.S インスタグラムを開設しています。ご興味のある方はご覧下さい。ippei_nishiguchi_lacquer_and_c