ロンドンのイーストエンドにあるスパイタルフィールズは、伝統的なシルク織物の一大産地として名高い地域です。1829年に、そのスパイタルフィールズにて創業した VANNERS SILK WEAVERS 社は、シルクを中心としたジャガードテキスタイルに特化する代表的な老舗メイカーであり、前回の ADAMLEY 社と同様に、世界有数のネクタイメイカーから絶大な信頼を得ています。
今回VANNERS 社のアーカイブコレクションの中から選んだクレスト柄を用いて、私達の色のリクエストとグランドの織地を統一したもので織ってもらい、ラクアアンドシーのシェイプでオリジナルのネクタイを製作致しました。英国のクラブタイに象徴される様な伝統的なものですが、近年あまりネクタイメイカーのコレクションに見かけないものになって来ました。柄物の上着やシャツに、無地や水玉のネクタイ同様に使い勝手が良く、重宝します。
もう一つは、素朴な風合いが特徴的なローシルクを用いて、洗練された配色のストライプ柄をご用意致しました。素朴ながらも繊細な質感を併せ持ち、ツイードやフランネルには勿論、夏場のファインなリネンやコットンの上着にも合いそうです。
どちらもクラシックなアイテムでありながら、現代のファッションに組み合わせて頂けるものになっています。 ¥19,000